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声を出さないボイトレ方法7選|自宅で簡単にできる声を抑えて歌う方法も紹介

マンション・アパートに住んでいる人や自宅で小さな子供が寝ている人など、自宅でボイトレをしたくても大きな音を出すことができずに困っている人は沢山います。

そこで本記事では、音楽高校・大学を卒業し、ボイトレ教室に通っていた筆者が声を出さないボイトレ方法を7つ厳選して紹介します。簡単でかつ安く始められる効果的なボイトレ方法ばかりを選んだので、ぜひ参考にしてください。

自宅で静かにボイトレしたいけど、大きな音を出すことができないと悩んでいる人は必見です。

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声を出さないボイトレ方法7選【迷惑にならない】

今回厳選したボイトレ方法は以下の7つです。どれも歌に必要な顔周りの筋肉や、お腹の筋肉を「声を一切出すことなく」トレーニングすることができて効果的です。

リップロール

リップロールは、口を閉じたまま勢いよく唇に息を吹きかけ、唇を震わせるボイトレ方法です。リップロールをすると顔の筋肉や口周りの筋肉の力が抜けるため、リラックスして歌う癖を身につけたり、息の使い方をマスターできるといった効果が期待できます。

やり方も非常に簡単で、口を閉じた状態で唇に息を吹きかけて上唇と下唇をブルブルと震えさせるだけです。 どうしてもうまくできない場合は、吐く息の量が足りていない可能性があります。唇が震える分の息の量を持続して吐き続けられるように練習しましょう。

実は、リップロールはボイトレの中でも有名なトレーニングの一つで、プロの歌手でさえも本番前にリップロールで発声練習を行います。声を出す必要がないため、大きな音を出すことができない人におすすめです。

タングドリル

日本では「巻き舌」と呼ばれるもので、上顎に舌先を当てて息を吹きかけ、舌を震わせるボイトレ方法です。上手にタングドリルができると、舌の余分な力が抜けるため、自然と舌がリラックスされます。

舌がリラックスされると舌の動きが良くなり、滑舌が改善されます。そのため、滑舌が悪いことに悩んでいるけど自宅で大きな音を出すことができない人は、タングドリルがおすすめです。

巻き舌は、ドイツ語やイタリア語の「r」など、海外なら言語の発音でも使われることが多いですが、日本語では使用しないため我々日本人にとってはあまり馴染みがありません。そのため、多少難しいと感じる人もいるかと思います。

舌の位置が悪くないか、力み過ぎていないかを確かめてリラックスしながら練習をしてみましょう。

エッジボイス

エッジボイスは、喉絵を締めて整体に空気を当てて振動させることで、「あ”あ”あ”あ”あ”」とブツブツした音を出すボイトレ方法です。ホラー映画「呪怨」の怖いシーンでも使用されたことから「呪怨ボイス」と呼ばれることもあります。

このボイトレ方法は、高音を楽に出せるようになる「声帯閉鎖」の感覚を身につけるのに最適です。エッジボイスを出すためには声帯閉鎖が必要で、何度も練習することで歌う時にその感覚を身につけることができるからです。

高音を出すときに喉に力が入ってしまう人や、空気が抜けてカスレ声になってしまう人はぜひエッジボイスをしてみてください。

声帯を震わせるため多少音は出ますが、口を閉じて行えば周りに大きな音が漏れることはありませんので自宅でも安心して行えますよ。

タピオカハイトーントレーニング

タピオカハイトーントレーニングは、タピオカ用ストローを使用したボイトレ方法です。このボイトレは、タピオカ用ストローを水が入った500mLのペットボトルに刺し、ストローに息を吹きかけて行います。水の抵抗により適切な息の量をコントロールする力が身につくのが特徴です。

タピオカハイトーントレーニングは声を出すことなく行えます。唯一、水がポコポコと音を立てますが、かなり小さな音なので気になりません。周囲の迷惑を気にすることなく実施することが可能です。

普通のストローではダメなのかと疑問に思う人もいるかもしれません。普通のストローだと細すぎて息を吐き切ることができないため、直径の大きいタピオカストローのほうが適切です。

タピオカ用ストローは100円ショップでも購入することができて低コストで始めることができるので、気になる人はぜひ試してみてください。

腹式呼吸

腹式呼吸の練習も、声を出さずに行えるボイトレとして有名です。腹式呼吸を練習して腹筋の周辺を鍛えることで声量が向上し、より力強く迫力のある歌声を目指すことが可能になります。

やり方は、2回に分けて大きく息を吸い込み、2秒間で2回に分けて息を吐き切るだけとかなり簡単です。この時、肩を上下して息をするのではなく下腹部を中心に息をすることを意識するのが大切です。

表情筋のトレーニング

表情筋のトレーニングは、響きのある声を出したり、滑舌良く歌うために必要なボイトレです。表情筋のトレーニングも声を出さずに行えるため、近隣の迷惑を心配している人におすすめします。

やり方は簡単で、声を出さずに大きく「あ・い・う・え・お」の口の形を10回繰り返すだけです。普段会話するような口の動きではなく、大胆な開口を意識するのがポイントです。正しく行えば、口を動かすための頬の筋肉がジーンと刺激されていることが分かりますよ。

滑舌や声の響きに悩んでいる人はぜひ取り組んでください。

首・肩のストレッチ

ストレッチをせずに歌うと本来のポテンシャルを発揮することはできないため、歌を歌うならストレッチは大切です。特に首・肩のストレッチを行いリラックスさせることで響きのある声が出やすくなります。そのため、首・肩のストレッチは必須です。

首・肩のストレッチは、ボイトレの最初のメニューで行うのが効果的です。首・肩をストレッチをしてで体をリラックスさせることで、他のボイトレの効果も上がります。

声を出すことがなく近隣の迷惑を考える必要がないため、自宅にいながらでも気軽に行えるのが特徴です。

自宅で音を抑えて歌う方法

自宅で全く声を出すことができないと悩む人もいれば、小さな声ならいいけど大きな声は出せないと悩んでいる人もいます。自宅で少しだけなら声を出すことができる人のために、自宅で音を抑えて歌う方法を2つ紹介します。

自宅で音を抑えて歌う方法

鼻歌で歌う

鼻歌(ハミング)は口をとじて歌うボイトレ方法です。口を閉じれば声帯が閉じるため、高い声が出しやすくなります。そのため、高音を綺麗に出すためのトレーニングとして最適です。

また、歌詞を歌わないため、音程に集中することができます。練習している曲の中に苦手な音程がある人は、ハミングで音程を確認しながら練習することで正しい音程を身につけやすくなります。

鼻歌(ハミング)は口を閉じて行うため、大きな音が出ることはありません。そのため、自宅で小さな音量で実施でき、尚且つ音程に効果があるボイトレを探している人におすすめです。

防音マイクで歌う

自宅で大きな音を出せないけど思いっきり歌いたい人は、防音マイクを使用することをおすすめします。防音マイクとは、マイクについているカバーで口を密閉して音漏れを防ぐ特殊マイクです。

使用すれば歌声を約70%カットしてくれるため、大きな声で歌っても周囲の迷惑になりにくいのが特徴となっています。イヤホンを接続すれば、自分は大きな音量で歌声を聴けるため、リアルタイムで歌声を確認することができます。

下記の記事では、おすすめの防音マイクについても紹介しています。その他、自宅でおすすめなボイトレグッズも多数紹介していますので、是非参考にしてください。

声を出さないボイトレ方法まとめ

今回は、マンション・アパートに住んでいる人や自宅で小さな子供が寝ている人など、自宅でボイトレをしたくても大きな音を出すことができずに困っている人に向けて、声を出さなくてもできるボイトレ方法を7つ厳選して紹介しました。

コロナウィルスの影響でテレワークなどが増え、自宅にいる時間が多くなった今、自宅でボイトレをしたいと考えている人は増えています。本記事で紹介したボイトレ方法なら、近隣の方の迷惑を気にすることなく自宅でボイトレすることが可能です。

どのボイトレ方法も効果が証明されており、歌が上手くなるために必要な要素を身につけることができるため、気になるボイトレ方法が見つかった人は是非試してみてください。

この記事を書いた人

音楽高校を卒業し、現在は音楽大学に進学中。大学では、音楽理論やソルフェージュ、楽器演奏、発声方法など多岐にわたって学んでいる。音楽の知識を生かして、音痴改善に悩んでいる方に有益な情報を発信します。

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