音痴で悩んでいる人から「音痴って遺伝ですか?」と質問されることがよくあります。実際、音痴を治したい気持ちはあるけど、遺伝と決めつけて諦めている人は多いです。
そこで本記事は、現役音大生の筆者が音痴は遺伝するか、について徹底解説します。音痴を治す方法も紹介していますので、参考にしてください。
- 音痴と遺伝は関係ない!環境が原因です
- 音痴を治したいなら、ボイトレ教室に通うのがおすすめ
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音痴は遺伝するのか?
よく、音痴は遺伝するといった噂を耳にします。実際はどうなのでしょうか?
- 【絶対治らないは嘘!】音痴に遺伝は関係ない
- 環境に影響するので親の影響で音痴になる可能性はある
【絶対治らないは嘘!】音痴に遺伝は関係ない
音痴と一言でいっても原因となる要素はさまざまで、人それぞれ音痴の原因となる要素が異なります。そのため、音痴は遺伝ではなく後天的なものであると言われています。
まず、対象者に対し、『赤とんぼ』と筆者による自作曲のメロディーの聴き比べ能力に関する調査を行った。各設間において2つのメロディーを被験者に聴き比べてもらい、それらが同じか異なるかを答えてもらった。この間き取り調査により、音痴歌唱の原因が、生まれつきの耳の問題ではないという可能性が高いことが分かった。
参考:YUBAメソッドによる音痴矯正に関する検証 : 中国の歌唱発声教育などへの導入に向けて
とは言え、一昔前までは音痴も遺伝であると考えられていました。これは、音楽に長けた親からは音楽に長けた子が、音痴の親からは音痴の子が育つ傾向が見られたことが起因しています。
これらは環境因子によるものでしかないのですが、一見すると遺伝にも見えるため、長年音痴は遺伝が原因であると勘違いされていました。
環境に影響するので親の影響で音痴になる可能性はある
音痴になるかどうかは、育った環境がかなり影響してきます。幼少期に正しい音を聴けば聴くほど音感が身につき、音痴な音を聴けば聴くほど音痴になると分かっています。
子供は思っているよりも耳を使って生活していて、身の回りのあらゆる音を注意深く聞いています。そのため、親の影響で音痴になることは大いに考えられます。例えば、子守唄や鼻歌が音痴であれば、子供が音痴になる原因になる可能性は高いです。
とはいえ、親が音痴でも子供が音痴ではない事例はたくさんあります。中には、大人になってから音痴ではなくなった人もたくさんいます。努力次第では、何歳からでも音痴を治すことは可能です。
音痴になる主な原因とは
音痴になる原因は親の影響だけではありません。他にも様々な要素があります。では、何が原因で音痴になるのでしょうか?
正しい音程と音の感覚を簡単に忘れてしまう
音を聞いた時のカテゴリー分けが、音の記憶力に直結!
音声言語医学の重野純氏の論文『絶対音感と音痴』では、音痴の原因について以下のように述べています。
音痴は音楽において音名についても音程についてもカテゴリ知覚ができない、すなわちAP保有者のように音名をカテゴリ化できないし、RP保有者のように音程をカテゴリ化できない
参考:『絶対音感と音痴』重野 純
聞こえてきた音を脳内でカテゴリー分けすることができなければ、正しい音程と音の感覚を簡単に忘れてしまいます。音程を覚えることができなければ曲の再現ができないため、結果的に音痴の原因となります。
聞いた音を楽譜に書いたり、ピアノで弾いた音と同じ音を歌う練習をしたりすることで耳が鍛えられ、音のカテゴリー分けができることで音痴が改善されます。
今まで音楽に触れてこなかった
過去に音楽経験がある人は耳が鍛えられています!
音痴かどうかは周囲の環境が影響するため、音楽経験があるか無いかは大切な要素です。特に、楽器の演奏経験がある人は、全く楽器に触れたことがない人に比べて大きな違いが生じます。
今まで音楽に触れたことがない人は音程に慣れていないため、音痴になる可能性が高いです。音楽経験がない人が音痴を克服するためには、まず出来るだけたくさん音楽に触れて、耳を鍛えましょう。
音程を安定させる筋肉が弱い
声帯の筋肉はトレーニングすれば鍛えることができますよ!
自分で音痴であることを自覚している人は、声帯に原因がある可能性が高いです。音程を安定させる筋肉が弱いことが考えられます。音程を安定させる筋肉とは、声帯周りの筋肉のことです。
声帯を上手に動かしコントロールするためには、その筋肉を上手に使う必要があります。当然筋肉が弱いと、音程が安定しません。音階トレーニングなどで音程を合わせる練習をすることが大切です。
歌がうまいのは生まれつきの人もいる?
生まれつき歌がうまい人はいます。東京ビームトレーニングスクール KISSによると、生まれ持って喉が開いている人や蓄膿症の症状がない人などは、生まれ持って声の通りがよく、高音が歌いやすい体質なのだそうです。
とはいえ、歌のうまさは生まれつきだけで決まるわけではありません。正しいトレーニングをすれば、誰でも音痴を改善し、歌が上手くなることができます。音痴改善のトレーニングは別の記事で詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
子供が音痴に育たないようにするためには
音痴が遺伝するのではないかと悩んでいる人の中には、「自分の子供が音痴になったらどうしよう・・・」と悩んでいる人も少なくありません。そこで、どうすれば子供が音痴にならなずに育つのかを解説します。
正しい音の音楽を聞かせる
子供が音痴にならないためには、小さいときから正しい音楽を聞かせることが大切です。小さいときから音楽を気がせていると、自然と正確な音程を聞いて育つことができるからです。この際、音楽のジャンルなどは特に関係ありません。子供が好むジャンルの曲を聞かせてあげるのが良いでしょう。
音痴になるかどうかは、小さい時の環境が一番影響を与えます。実際、音程がはっきりと分かる「絶対音感」をもっている人の多くが、3歳〜4歳からピアノを習うなどして音楽に触れています。
子供を音痴に育たないようにするためには、この期間にたくさんの音楽に触れさせましょう。
子供向けのボイトレ教室に通う
音楽に触れることが目的なら、小さな時から子供向けのボイトレ教室に通うのはおすすめです。小さな時にボイトレを習うと、耳が良くなるだけでなく声帯の周りの筋肉を鍛えることもできます。
音痴は喉も関係するため、ボイトレに通うと確実です。幼少期にボイトレ教室に通えば、子供の心を育てることができるでしょう。できなかったことが少しずつできるようになる喜びを感じられ、子どもの自信に繋がります。
楽器を触れてもらう
音楽に触れるなら、ボイトレじゃなくても問題ありません。当然、楽器を始めさせるのも良い影響になります。大切なのは、小さな時になるべく音楽に触れることです。
初めてみたい楽器が既に決まっている子供は、その楽器に触れさせて興味を膨らませてあげましょう。まだ楽器が決まってないなら、ピアノがおすすめです。ピアノなら音感が身につくだけでなく、音楽の基礎を学ぶことができます。
音痴が遺伝だと歌が上手くなる可能性を諦めている人におすすめの音痴を治す方法
音痴は遺伝ではありません。そのため、正しいトレーニングを積めば治ります。そこで、音痴は遺伝だと歌がうまくなることを諦めている人におすすめの音痴改善方法を紹介します。全部で3ステップあるため、1つ1つ実践してみてください。
- STEP1.音楽に触れる時間を増やす
- STEP2.独学でボイストレーニングを始める
- STEP3.ボイトレ教室に通いプロから指導してもらう
STEP1.音楽に触れる時間を増やす
音痴を治すためには、耳を上手に使えるようになることがなによりも大切です。音楽に触れる時間を増やしましょう。楽器を始めたりボイトレを受けたりするのがベストですが、音楽を聴くようにするだけでも十分です。
一般社団法人日本ボイストレーナー連盟の記事によると、音痴を治すためには「聴く能力」を身につけるのが先決とのこと。音痴を改善したいなら、まずは音楽に触れる時間を増やし、耳を鍛えることに尽力しましょう。
STEP2.独学でボイストレーニングを始める
音楽に触れる機会を増やし、音に耳が慣れてきたら家でもできるトレーニングをしましょう。トレーニングを行うと、喉の感覚が掴めるようになるだけでなく、喉周辺の筋肉が鍛えられるなど効果的です。
家でもできるトレーニングは「リップロール」や「タピオカハイトーン」などがあります。それぞれの詳しいやり方などは別の記事で紹介しているので参考にしてください。
STEP3.ボイトレ教室に通いプロから指導してもらう
独学では難しいと感じたり、さらに伸ばしたいと思ったりした人はボイトレ教室に通うべきです。ボイトレ教室なら自分の歌声を客観的に見てもらえるため、自分1人では気が付かなかった欠点を補うことができます。
下記の記事では、短期間で歌が上手くなる方法を紹介しています。是非参考にしてください。
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音痴は遺伝ではないので諦めずボイトレを始めよう!
音痴は遺伝ではなく、環境が原因です。小さい頃どんな音を聞いていたか、どれだけ音楽に触れていたかによって決まります。つまり音痴とは、後天性の癖にすぎません。そのため、正しい音程を覚えさえすれば、何歳からでも音痴を改善することが可能です。
ボイトレ教室に通えば、あなた一人の力では気がつかなかった点も丁寧にわかりやすくレッスンしてくれます。独学で学ぶよりも早く効果を実感できるはずです。今まで遺伝が原因だと思って諦めていた人も、ぜひボイトレ教室に通って音痴を治しましょう!
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