Bybitでは取引や出金で手数料が発生します。無計画にトレードや資金移動を繰り返すと手数料負けするかもしれません。
手数料負けとは、獲得した利益よりも手数料が上回ってしまい損することです。トレードで得た利益が手数料で消えてしまっては意味がありません。
そこで、この記事ではBybitで手数料負けが発生しやすいタイミングと、手数料負けしない秘訣について解説します。最後まで読めば、Bybitの手数料を極力抑えて取引できるようになりますよ。
まだBybitの口座を持っていない方は、以下のボタンからすぐに登録できます。
Bybit(バイビット)の手数料一覧
手数料 | 料金 |
---|---|
入金手数料 | 無料 |
出金・送金手数料 | 通貨により異なる |
現物取引手数料 | テイカー:0.1% メイカー:0.1% ※VIP割引有り |
デリバティブ取引 (USDT/インバース) | テイカー:0.06% メイカー:0.01% ※VIP割引有り |
デリバティブ取引 (USDC) | テイカー:0.075% メイカー:0.01% ※VIP割引有り |
USDCオプション取引 | テイカー:0.03% メイカー:0.03% ※VIP割引有り |
資金調達料(ファンディング手数料) | 市場価格の差異により変動 |
両替手数料 | 無料 |
決済手数料 | 0.05%(未決済時のみ) |
Bybitで発生する手数料を一覧でまとめました。主にかかるのは、出金手数料や取引手数料、資金調達(ファンディングレート)手数料です。
入金や両替では手数料はかかりません。決済手数料は期限を過ぎてポジションが残っていた場合のみかかるので、自分で決済しておけば発生しない手数料です。
取引ではテイカー・メイカー手数料が発生します。テイカーは取引板にある注文を取りに行く方法(成行注文)で、メイカーは取引板に新しい注文を並べる(指値注文)となります。
また、取引手数料はVIPレベルやプロレベルによって割引されます。総資産価値が2千万円以上のユーザーのみ対象なので、気になる方はVIPの割引形態もチェックしてみてください。
Bybit(バイビット)の取引で手数料負けに注意するタイミング
Bybitで手数料負けする可能性がある取引と、そのタイミングについて解説します。順調に利益が出ていれば良いのですが、トレードでも損失が出た挙句、手数料でも損してしまうのは避けたい事態です。
手数料については事前に仕組みや発生タイミングを把握しておくことが大切です。
- 取引手数料
- 出金手数料
- 資金調達料(ファンディング手数料)
取引手数料
現物 | デリバティブ (USDT/インバース) | デリバティブ (USDC) | USDCオプション |
---|---|---|---|
テイカー:0.1% メイカー:0.1% | テイカー:0.06% メイカー:0.01% | テイカー:0.075% メイカー:0.01% | テイカー:0.03% メイカー:0.03% |
Bybitでは現物取引、デリバティブ取引で上記のようにテイカー・メイカー手数料が発生します。このとき、手数料負けが発生しやすいのは、手数料率が高い現物取引です。
例えば、100万円分のBTCを注文すると、1,000円分の手数料が発生します。価格が101万円になって売却すると、今度は1,010円分の手数料がかかります。合計2,010円分の手数料です。1万円の利益と2,010円の手数料で実際は7,090円の利益となりました。
この手数料と利益の差が逆転するのが手数料負けが発生するタイミングです。
無期限や先物のデリバティブ取引は手数料率が低いですが、決済期限がある先物は価格が下がった時点で決済しないといけないリスクを伴います。無期限なら後述する資金調達料が発生するのでここでも手数料に注意しなくてはいけません。
出金手数料
Bybitの出金手数料は通貨によって異なります。例えば、ビットコインなら0.0005BTC、イーサリアムなら0.005ETHです。日本円でだいたい1,000円~2,000円の手数料となります。
BTCの最低出金額が0.001BTCなので、2022年6月の価格で考えると、約3,000円を出金するのに1,500円程度の手数料が発生します。出金額が小さいほど手数料の負担が大きいですね。
何度も出金を繰り返すと、せっかくトレードで稼いだ利益が少なくなり、結果的に手数料負けを招いてしまうかもしれません。
資金調達料(ファンディング手数料)
Bybitの無期限契約では資金調達料が発生します。ファンディング手数料とも呼ばれ、現物と無期限の価格を連動させるための手数料です。8時間ごとにロング(買い)とショート(売り)の両ポジション間で手数料が交換されます。
ロングとショートの一方が支払い、もう一方が受け取る仕組みなので、受け取る側に回れば何の問題もありません。支払う側になると、「ポジション×資金調達率」を計算した手数料を支払います。
例えば、画像のように資金調達率が-0.0066%の場合は、ショートポジションがロングポジションに支払います。100万円分のポジションがあれば66円なので大きな額ではありません。それでも取引金額によっては注意が必要です。
Bybit(バイビット)で手数料負けしないコツ
Bybitで手数料負けしないコツ・使い方を解説します。Bybitでは様々な手数料が発生しますが、コツを理解していれば手数料負けする確率は下がります。
小さな手数料が大きな損失に繋がらないために、しっかり目を通してくださいね。
- 仮想通貨の出金・送金をまとめて行い、回数を減らす
- 成行注文より指値注文を優先して行う
- 手数料による損失をあらかじめ考慮する
仮想通貨の出金・送金をまとめて行い、回数を減らす
Bybitで仮想通貨の出金・送金をするとき、金額に関わらず一律の手数料が発生します。そのため、何度も出金すれば手数料出費が大きくなります。
急ぎでなければ、可能な限り出金・送金はまとめて行いましょう。回数を減らすことで余計な出費を減らすことができます。
例えば、BTCを1回出金すると1,500円~2,000円程度の手数料がかかります。少額トレーダーなら特に手数料出費は抑えたいですね。
成行注文より指値注文を優先して行う
デリバティブ取引 (USDT/インバース) | デリバティブ取引 (USDC) |
---|---|
テイカー:0.06% メイカー:0.01% | テイカー:0.075% メイカー:0.01% |
BybitのUSDT無期限・インバース・USDC無期限といったデリバティブ取引では、上記のようにテイカー・メイカーで手数料が異なります。そして、テイカー(成行注文)の方がメイカー(指値注文)よりも手数料率が高いです。
つまり、指値注文を優先して行うことで手数料を抑えることができます。指値だと約定まで時間がかかると言われますが、Bybitは世界中で取引されており、取引板の注文数は充実しています。比較的約定しやすいので、指値注文でも問題ないでしょう。
手数料による損失をあらかじめ考慮する
Bybitで発生する手数料を把握し、あらかじめ考慮して取引することも重要です。手数料発生は避けられないですが、最小限に抑えるイメージです。
例えば、以下のように手数料を考慮して計画的な取引をするのが望ましいですね。
- デイトレードやスキャルピングは取引手数料が増えるのでスイングトレード(数週間単位の取引)で売買する
- 出金は毎月1~2回までと決める
- 資金調達料が発生する前に手数料が発生しそうな場合は手じまいにする
このように独自ルールを設けてBybitでトレードするのも良いでしょう。デイトレードやスキャルピングは小さい利益を重ねる手法ですが、取引手数料が毎回発生するので注意してください。
手数料割引キャンペーンを利用して安く取引する
Bybitでは常に様々なキャンペーンを開催してます。その中には、上の画像のように取引手数料が還元される内容もあるので目が離せません。
キャンペーンではボーナスやクーポンが配布され、取引手数料に充当できます。手数料は必ず発生するものですが、Bybitユーザーならキャンペーンを駆使して手数料を抑えられるとわかりますね。
Bybitのキャンペーンやボーナスの詳細については以下記事も参考にしてください。
Bybit(バイビット)の手数料は高い?海外取引所と比較
Bybit | Binance | KuCoin | Gate.io | |
---|---|---|---|---|
現物 | テイカー:0.1% メイカー:0.1% | 0.1% | 0.1% | テイカー:0.2% メイカー:0.2% |
デリバティブ | テイカー:0.06~0.075% メイカー:0.01% | テイカー:0.04% メイカー:0.02% | テイカー:0.02% メイカー:0.06% | テイカー:0.05% メイカー:0.015% |
資金調達料 | 8時間変動利率 | 8時間変動利率 | 8時間変動利率 | 8時間変動利率 |
BTC送付 | 0.0005BTC | 0.0005BTC | 0.0005BTC | 0.001BTC |
Bybitの手数料を、他の海外取引所と比較しました。一覧で見ると、Bybitの手数料は他社と同等です。どちらかというとGate.ioがやや高いですね。
特別高いという印象はないので、Bybitは使いやすい取引所といえます。Bybitはお得なキャンペーンが豊富なので、ここからさらに割引できる可能性もあります。
Bybit(バイビット)取引手数料の計算式
Bybitの取引手数料を計算してみると、実際にどれほどの手数料が発生しているのかイメージできます。取引手数料の計算式は以下の通りです。
- 取引手数料(購入時)=Open価格×取引手数料率
- 取引手数料(売却時)=Close価格×取引手数料率
- Open価格(購入時)=購入価格÷約定価格
- Close価格(売却時)=売却価格÷約定価格
例えば、メイカー手数料が0.01%のとき、約定価格8,000ドルで10,000BTC/USDを購入した場合は次のような計算となります。
(10,000÷8,000)×0.01=0.0125BTC
テイカーでも考え方は同じです。購入価格と約定価格を把握しておけば、メイカー・テイカー手数料は決まっているので計算しやすいですね。発生する手数料を把握するためにぜひ実践してみてください。
Bybit(バイビット)で手数料負けしない方法まとめ
この記事では、Bybitで手数料負けが発生するタイミングや、手数料負けしないコツについて徹底解説しました。主に注意すべき手数料は、メイカー・テイカー手数料、出金手数料、資金調達料だと分かりましたね。
手数料はBybitを利用する上で必ず発生するので、いかに手数料を抑えるかが大切です。取引や出金の回数を減らすのは基本的です。無期限契約するなら8時間ごとに発生する資金調達料にも注意しないといけません。
Bybitでは手数料割引や取引がお得になるキャンペーンを不定期で開催しているので、賢く利用してトレードを楽しみましょう。まだBybitの口座を持っていない方は下記ボタンから登録してみてください。
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