【比較表付き】モデムとルーターの違い | 何が違う？

「モデム」と「ルーター」は、は似ているため混同されがちですが、Wi-Fiに接続する上での役割が異なります。

ちがいナビがモデムとルーターの違いについて解説します。

Wi-Fi接続の全体像を把握できると理解しやすいですよ☝️

モデムとルーターの違いは役割

モデムとルーターはそれぞれWi-Fi接続に必要不可欠ですが、役割が異なります。

簡単に言うと、モデムは信号を変換する役割で、ルーターは信号をスマホなどに中継する役割です。

それぞれを詳しく説明していきます。

モデムとは

モデムとは、コンピューターやスマートフォンなどがインターネットに接続するために必要な通信機器の一つで、ネットワーク信号をデジタル信号に変換して、コンピューターやスマートフォンが理解できる形式に変換する役割を持ちます。

つまり、モデムは、電話線や光ファイバーなどの通信回線からの信号をコンピューターやスマートフォンが理解できるように変換する装置です。インターネット接続において、モデムは必要不可欠な役割を担っています。

ルーターなしでモデムだけの場合でもネットワークへの接続は可能ですが、有線で1台のみという制限があります。この制限から解放してくれるのがルーターです。

言い換えると、モデムは英語を日本語に翻訳してくれる通訳のような存在です。通訳の人がいないと、何を言われているかあまり理解できないですよね。

ルーターとは

ルーターとは、コンピューターやスマートフォンなどの機器同士を接続するための通信機器の一つで、モデムから受け取ったインターネット回線のデータを複数の端末で共有することができます。

例えば、家庭で複数のスマートフォンやパソコンを使用する場合、それぞれを直接インターネットに接続することはできません。そのため、モデムから出力されたデータをルーターに接続し、ルーターを介して各端末にインターネットに接続することが必要になります。

また、ルーターにはWi-Fi機能が搭載されている場合もあり、有線接続だけでなく無線接続も可能になります。これにより、複数のスマートフォンやパソコンを無線で接続できるため、より柔軟性があります。

簡単に言えば、ルーターは複数の端末が同時にインターネットに接続できるようにする機器で、無線での接続も可能です。

言い換えると、ルーターはスピーカーのような存在で、通訳（モデム）の人が翻訳してくれた内容を、スピーカー（ルーター）を使って多くの人に一斉に届ける役割を担っています。

【比較表】モデムとルーターの違い

モデムとルーターのそれぞれの特徴や違いについて解説していきます。比較表を掲載しているので、気になる方はぜひ参考にしてください。

	モデム	ルーター
英語表記	Modem	Router
役割	スマホ等が認識できるように 信号を変換する	ネットワークを分割し、 複数端末に届ける
無線LAN接続	不可 有線のみ	無線ルーターで可能
LANポート	１つのみ	4つ
接続可能台数	1台のみ	複数可

ルーターのおかげで複数のデバイスがW-Fiに繋げるようになっています☝️