【比較表付き】米油とサラダ油の違い | 健康に良いのはどっち？

YoutubeやTiktokなどのレシピ動画で、米油を使用している方を多く見かけるようになりました。皆さんは米油とサラダ油の違いをちゃんと理解できていますか？

ちがいナビが米油とサラダ油の違いについてわかりやすく解説します。

料理に使う油は、料理の風味や健康に大きな影響を与えるため、２つの油の違いを知っておきましょう。

米油とサラダ油の違いは「酸化のしやすさ」

米油とサラダ油の一番大きな違いは「酸化のしやすさ」です。

米油には、ビタミンEやトコトリエノール、オリザノールといった抗酸化物質が多く含まれており、酸化によって発生する活性酸素を中和することで、酸化反応を抑制します。

サラダ油には、空気や熱などによって酸化しやすい不飽和脂肪酸が多く含まれています。油が酸化した時に生成される「過酸化脂質」は動脈硬化やガン、免疫機能の低下などを引き起こします。
引用：抗酸化物質 – e-ヘルスネット – 厚生労働省

【比較表】米油とサラダ油の違い

米油とサラダ油のそれぞれの特徴や違いについて解説していきます。比較表を掲載しているので、どちらを選べば良いか悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

	米油	サラダ油
原料	米ぬか	アブラナなど
味	さっぱり	脂っこく 感じやすい
特徴	色が薄く 癖がない
使用方法	炒め物 揚げ物 あらゆる料理に使用可能	サラダや ドレッシング低温での調理に適している
酸化	酸化しにくい	酸化しやすい
長期保存	可能	不向き
加熱調理
値段	100gあたり 90円前後	100gあたり 60円前後
コスパ
おすすめな人	健康志向	コスパ重視

健康に気をつけたい人には米油がおすすめ

米油は、オレイン酸や不飽和脂肪酸が豊富であり、飽和脂肪酸やコレステロールが少ないため、心臓病や高血圧などの疾患リスクを減少させる効果があるとされています。

さらに、米油にはビタミンEが豊富に含まれており、抗酸化作用によって体内の活性酸素を除去する効果があるため、老化や生活習慣病などの予防に役立ちます。

米油はサラダ油に比べると高価なため、コスト的にはややハードルが高いかもしれません。

コスパ良く料理したい人にはサラダ油がおすすめ

コスパの良さから手軽に料理をしたい場合や、高温調理以外の調理方法に使用する場合にはサラダ油がおすすめです。

ただし、健康にも配慮したい場合には、健康的な油として知られる米油などを積極的に取り入れるようにしましょう。